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下北山村でほどく
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今回の長文は題名の割にはどうでもいい話です。まぁいつもだいたいどうでもいい話ばかりですけど主にサウナの話です(笑)


下北山村に来て4、5年経つ。


街にあって村に無いもの。

村にあって街に無いもの。


当然どちらもあって、

こういう話はいつだって

みんなちがってみんないい(by金子みすず)なのだけれど


実際村に住んでると


ぎあああああああ!街では当たり前だったアレが無いと相当辛いいいいいえんんん!みたいな事は、まぁ往々にしてある。

にんげんだもの(byみつを)


ちなみに私の場合はガチな整体院とかではなく、クイック的なマッサージ屋が必須で

職業病か姿勢が悪いのか、

とにかくまれに本当になんかコレは取り憑いているのでは?ってくらいに肩が異様にコる時がある。

痛いっつーかクソ重い。

言いようのない切なさが頭首肩背中、なんならコレ内臓が痛いのでは?頭痛がヤバイのでは?みたいになる時がある。


奈良市に住んでいた時は、そんな感じで肩がいよいよコレになると徒歩5分圏内にあったマッサージ屋さんに駆け込み首肩に全振りして80分コースとかお願いしてたわけで。あ、腰はいいです。フェイシャルとかもっとどうでも良い。あっあっあああ〜


ところが下北山村にはそれが無い。

まあ分かってた。

でも実際住むとかなり辛いなってなっていた。

これだけで奈良市に帰りたいってなるくらいの。


しかしこれぐらいの年になると自分の機嫌の取り方はわかっているというか、

下北山村で出来る回復方法ももうある。


それがきなりの湯でのサウナと水風呂からの最上級マッサージ機リアルプロ×2回コースである。


なんだか私が好んで読む漫画では凄くサウナがブームで、それに感化されて私もとっても最近サウナである。


まず11時オープンすぐのきなりの湯はまだ誰もおらず貸切状態。

村人価格400円。


まず身体を洗い、きなりの湯のサウナはそこまで熱くないので先に露天風呂で少し身体をあたためておく。


そんで、サウナに入って20分くらいかなあ、限界、ってなってからもう少しだけ。


そこからかけ水をしていよいよ水風呂。


入り切るまでが苦行感あるけど入ってしまったらちょっと今まで感じた事の無い感覚になる

これは体験してもらわないとわからない。我の体温が肌の周りの温度を上げてベールを作って私を守っているのを感じるそれがいい。バーリアー

なに言ってんだ私もわからない


で、しばらく入っていると、ちょっとラリるみたいになるこれがラリるってやつじゃないかな

視覚の光の感じ方と聴覚が異様に過敏になってくる。これが体に良いのかはわかりません。悪いのかもねふふふだから自己責任でね


そうなるとこれ以上はアカンアカンってなって湯の方の浴槽に入る。

血液の循環か皮膚の表面が全身パチパチパチパチッ!てなって身体が再起動!って雰囲気になる。


ココではあまり長湯せずにベンチに座る。


身体も頭もふわーーーッとなって、なんか大体の事はどうでも良くなるのが分かるそうだわなんでも生きてりゃオッケーじゃないの他人は他人私は私


その後、フルーツ牛乳を一気飲みしてからのきなりの湯1番の最上級マッサージ器リアルプロ先生16300

まだ誰もいないから大丈夫600円で32分頸椎まわりコースを気兼ねせずたっぷり。


あー至福オブ至福


そんな感じで身体と頭にエラーサインが出始めたら、

下北山村ではこうして再起動するようにしている。ありがとうきなりの湯。


だから今日も下北山村で生きていけるのです。


移住する人に言いたい。

街⇆田舎のレベルに極端に格差がわりとある人は辛い時の自分の機嫌の取り方を、

出来たら日常範囲の部分に早く見つけた方が良いと思っています。


# by yasjiji | 2020-02-19 10:01 | 下北山村
この景色の向こう側
この景色の向こう側_e0037166_02314452.jpeg

地図や、航空写真や街の模型で

自分の家を

つい探してしまうってことない?

あれってなんなんかな。愛?


今日

いつも来てる場所で

季節と、高さと

明るさの条件がたまたま合って

こんなにも

心を掴む景色を見せてくれるのだという事を初めて知った。


海があって、

鉄塔があって、

なんかちょっと可愛い色の

ちょっとした橋があって


奥にはうっすらと雪化粧をした山が重なっていた。


ほら、あんなに美しく折り重なった

山々の中に

私たちが日々暮らす村が

あるんですよ〜


ねぇ綺麗でしょう


というふうに

自分の村の方を見ながら

想いを馳せられるの

良かった。


# by yasjiji | 2020-01-19 02:31 | 下北山村
覚悟、のようなもの。
覚悟、のようなもの。 _e0037166_23372986.jpeg
2020あけましておめでとうございます。

色々詳しくは言えないので
凄く抽象的な話をしますが。

ただ、自分にとって何かすごく大切な事のような気がして
新年の挨拶がてら覚書き。


本来大切にされるべきものが
色々な事情があって、
なんだかどうも
軽視されているのではないかなぁ
という状況がまずありました。

だから
あれは本当は凄い物なんよ、
もっとみんなまず知って欲しいなぁ
という事をたまに、口にしてました。

『このままでは確かに自分もアカンと思っています。』
と、口で言ってくれる人は
何人かいたけれど

でも誰も動力までには伝わって無いふうで。
ただそれはわりと想定内で
それでも私は言い続けるだけはして行こう

そんな風に思ってたわけです。

そう

でもその言葉をちゃんと聞いて、
返事を返してくれる人がいた。

という話です。

まぁどーせ誰も聞いてないだろーなーと思いながら呟いた言葉に返事があった時
人はどんな心境になるか

嬉しくて踊りだしそう?

いや、正直『やべえ』と思った。

「この事に、力を入れて行こうと思っています」
という言葉に
その人なりの覚悟のようなものが
確かに、見えたから。

ただその言葉を聞いて
私は

ずっとずっと遡り
縁あって
ちゃんと奈良の南部まで想いが行き届いている人たちと出逢った事自体も

そこから歴史、文化
色々な奈良の横顔を
見せてもらえた事も

そこから
この南の端っこの村に自分がこうして
居る事も

ひとつひとつ
全てに意味があって、
一本の糸で繋がったような
そんな気すらしたのだけれど

まあ、でもそれはちょっと思い込みのような話だけど

けれども
何か大切な事を繋いでいく為に
私がもしかしたら
お役に立てるのかもしれないという

そんな光が見えたような
気もしたのも事実で

そんな大切な嬉しさと
そして覚悟のようなものと

そんな事を感じた新年のはじめ。

どうか皆様におかれましても
良い年でありますように。

# by yasjiji | 2020-01-10 23:34 | 下北山村
2019年をふりかえったり、2020年のことをかんがえたり
2019年をふりかえったり、2020年のことをかんがえたり_e0037166_20383792.jpeg
割と本気で感覚は正倉院展終わったばっかり〜みたいな感じなんですが大晦日なのでした。わーお

さて…今年どんな事があったっけな?とTwitter検索に頼ると(忘れっぽいもんで…)ほぐほぐまつりの事が出てきたりして、もはや懐かしいといいますかしんみりしちゃいますが、
『我々は奈良県南部にある〇〇村から来ました』みたいな言葉につい涙ぐんだな〜みたいなツイートとか見てまた涙ぐんだりして…
奈良県39市町村への気持ちが随分と変わったような感じがありました。

そういえば市町村といえば
今年は下北山村での立ち位置がなんとなく、ガラッと変わったな〜というのを実感した年でした🌸

今までは村からのご依頼も「移住者」としての意見発表だったり取材だったり
それは東京行かせてもらったりとか色々な人と繋がったり、とても楽しい面もあるんだけど、
求められているのは「移住者でなおかつちょっと変わった事してる人」ってだけなので、なんかナ〜私でなくてもナ〜、みたいなのは常に感じていて。

ただ今年のご依頼は昨年からのカレンダーに始まり桜祭りポスターも今年はコンペ形式だったけど選んでいただいて
そして宝探しイベントのクイズから考えたり
そこから前鬼くんというキャラが爆誕したり
みそツッチーパッケージ作ったり
歴史系の教育講演会でパネラーしたり
イルミネーションのデザインから司会までしたり
あれ?なんか途中からかなり無茶振り案件も増えてて?あれ?わたし村のみんなから逆にどんな人やと思われてんの?みたいになってますが(笑)

とにかくバリエーションに富んでて
大変だった事も当然あるけどかなり楽しかったです。

私は何かを描いたり作ったりする人やから、誰かと何かを作り上げる時がやっぱり1番楽しいというか自分が出せるというのがあって、
その上で相手からの反応があって、という
そんな温度のやり取りが殊更に愛おしかった。

そうそう色んな人に助けてもらいながら
下北山村のLINEスタンプも作ったんでしたねぇ。
あれも沢山の下北山村愛に触れられて楽しかった…

来年の話をすると鬼が笑うって言いますが、来年は前鬼君後鬼ちゃんをもっと推していきたいな🤗

イラストのほうではツムラさんの中将姫やら万葉集がらみの歌人やままのてこなちゃんや、御霊神社の井上内親王などなど描きました🌸

実はツムラさんとは今後もありがたい事にまだご縁が続きそうで…
何より私が楽しみですが、皆様にも楽しんでいただけたらと思います☺️

今年お世話になった皆様、ご縁あった皆様、本当にありがとうございました✨
どうか来年も!2020も!よろしくお願いいたしまーす🙏✨
# by yasjiji | 2019-12-31 20:37 | お知らせ
優しい想いが受け継がれていく
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ちょうど今ぐらいの時期、風邪などで漢方をいただく事がある。
苦い中にも少し甘い
味そのものからもう「いかにも効きそう」と頼りになるような、そんなイメージ。

自然と健康を科学する
株式会社ツムラ様にご依頼頂き、
なんと、なんと中将姫のイラストを描かせていただきました。

『ツムラの中将姫』といえば高畠華宵氏のものが有名で
それはそれは美しいものでしたから、
そんな『ツムラの中将姫』を描かせて頂けた事は恐れ多さ半分、
しかし本当にただただ、ひたすらに光栄であります。

そしてこの仕事を進める中で、
ツムラ様にとって中将姫がどれほど大切にされてきたかが幾度となく伝わる場面があったのも私にとっては嬉しい事でした。

中将姫は伝説ではありますが、
しかしながらその物語の中で姫が差し伸べた優しさが
実際こうして今の世まで現実に受け継がれ、大企業となり、今なおこれだけの大勢の人達の身心の支えとなっているという事実が
本当に凄い事だとあらためて思うのでした。


ツムラさんからは、中将姫と、
それともう1人、姫を現代女性に具現化したよな女性を描いて欲しいとのご依頼でした。

姫の想いは、確かに今の女性の辛さにも確実に寄り添っているな、と想いつつ
描かせていただきました。

余談でさらにワタクシゴトの思い出話ですが、
子供の頃大好きだった銭湯の薬湯と言えば、まさしくこの現代女性のビジュアルが持っているこのバスハーブの香りでした。

漢方というと、どうしても苦いイメージですが、
そうして温かな想い出や、また誰かの優しさと共に差し出されたようなそんな場面もあると思います。

どうかその想いが、
これからもずっと続きますように。

# by yasjiji | 2019-12-27 04:58


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上村恭子です。奈良の最北端から最南端へ。最近はtwitterでのつぶやき多めです。
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