僧侶である
義兄の入寺式に行って 参りました。 「今日から私が このお寺を 守らせてもらいます」 という事を 檀家の人にも 仏様にもお伝えする 大事な大事な 儀式。 「新命」というのは 新しい和尚さんの事を こう呼ぶのだそうだ。 その日は入退寺式といって、 いままで、そこでお勤めされていた和尚さんとの 入れ替わりの儀式でもあった。 60年もの長い月日をそこの小さなお寺で 過ごされたその和尚さんの挨拶は 伝えたい想いがあふれていたためか ものすごく長いものだった。 しかし、長いながらもその話は ユーモアにあふれていて檀家の人たちを 何度も笑わせる。 その和尚さんが、この町の事をいつでも思っていて また街の人からも慕われていたんだろうなあ というのがとてもよく分かる雰囲気だった。 「みなさんで、新しい和尚さんを 育ててあげて行って下さい」 何度と口にしたその言葉。 「私も育てていただきました」との感謝が にじみ出るようだった。 お義兄さんもそうやって 皆さんから慕われる和尚さんにきっとなるのだろうな。 私が言うまでもない。 えへへ。 外は銀木犀の匂いがしていた。
by yasjiji
| 2008-10-06 22:50
|
カテゴリ
HPはコチラ
戯れ童子
http://space.geocities.jp /yasjidoukan/ ギャラリーなどございます。 やすじじonツイッター http://twitter.com/yasjiji 最新情報等はコチラで告知することが多いです。よろしくお願い致します。 以前の記事
ツイッター
フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
画像一覧
|