夏の蒸し暑い帰り道
燈花会といえど奈良町の道は 静かに暗く ぽつりぽつりとした蝋燭の明かりと 子供連れのご近所さんと すれ違うばかり。 そこの角をまがれば「寧家工房」 特にこの燈花会の期間中は ここの職人さん自慢の赤膚焼の燈火器作品に蝋燭をともし 人々の足を止めるに十分な美しさを醸し出していました。 あんまり長い事見とれてしまっていたので 「お近くですか?」と工房の職人さんが話しかけてくれました。 とてもいい感じの人だったのでうれしくなってしまって 目の前にあった 「一度繊細に作り上げたのち、たたきつぶした」ような作品を 「これは…わざと、ですか?」と、聞きました。 これがわざとならほんまに凄い。と、思ったからです。 そこからは微妙なニュアンスの光が漏れていました。 「そうなんです。なので、この辺は彫らなかったんですよ。」 と、なんでも無い事のように話してくれるので ぎゃーすっかりびびってしまって、 とても『写真撮っていいですか』なんて 間抜けな事を聞けずにおどおどと出てきました。 でもびびる程のすごい物を見れて良かった。なあ。 軽く寝て起きた後のような気分でふらふらと帰る。 ちなみに前回と今回の写真は表に並べてある かわいい作品をこっそりと撮ったのです。 ここの事は奈良の人ではない人に話したら とっても感じてくれたので、おおそうだみんなにも 教えてあげよう。と思って。 寧屋のHP→http://www.neiya.com/ 職人ていいなあ。
by yasjiji
| 2006-08-18 00:49
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戯れ童子
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